<<二胡蛇皮、弓など特別な場合を除いて、送料は無料です。>>
<<原則お振り込みを以て、ご注文確定としていますので、ご了承下さい。
(以前は受注後、どんどん送っていましたが、「確認せずに送っている」と怒られたりする
事例が数件ありましたので、変更しています。すでに何度も購入いただいている方には、
すぐに送っていましたが、ご注文の変更が時々ありますので、お振込を持って確定とする方が
よさそうということにしました。しばらくこの方法で試してみたいと思います。)>>
胡弓来舞 二胡演奏家の王霄峰氏が全国各地で演奏会を開かれています。
ソロの二胡演奏会で時々絹弦を採用されるようです。
現代中国のプロ二胡奏者による絹弦の音を聴くことができるかもしれません。
二胡演奏会掲載お申し込みは、こちら。(無料)
erhu@cyada.org
二胡弓の毛替えについては現在中止しています。
9月後半に、私が北京に戻りましたら再開する予定です。
その他は、中国からの直接発送分も含め、ご購入いただけます。
二胡蛇皮の貼替も可能です。
二胡用絹弦と二泉弦
二胡用絹弦 (里弦 D 、外弦 A)
二泉弦 (里弦 G 、外弦 D)
それぞれ、里弦(内弦)、外弦一組入っております。
注:天然素材に漂白や着色など無駄なものは加えておりませんので、色合いにむらがあります。
内弦と外弦とで、色の濃さがかなり違うこともあります。
不良ではありませんので、ご了承下さい。
強度については、
Q&Aのコーナーも参照して下さい。
内弦と外弦の張力の違いについて
二胡用絹弦は、標準ピッチのもので、一般の金属弦と同様にお使いいただけます。
二泉弦は、劉天華による規格の統一以前の二胡に使われていたピッチの弦で、华彦钧(盲目であったため、"阿炳"と呼ばれた)が、
「二泉映月」を録音した時に使われた二胡の音程が、現代のものより5度低いこの規格の弦を使用していたため、「二泉弦」と呼ばれております。
「二泉映月」を演奏する場合のみならず、敦煌から清末民国期あたりまでの古曲全般は、この弦の方がいい場合が多いようです。
古い規格の二胡が、低い音程にチューニングされていたのは、この楽器が歌の伴奏用に使われていた背景があるようです。(現代の二胡は基本的に、旋律楽器として扱われています。)
そのため、伴奏を二胡で演奏する場合は、「二泉弦」の方がいい場合があるかもしれません。
西洋のバイオリンは、4本の弦の一番低い弦をGに合わせるため、西洋の弦楽器の曲に親しむ場合も、この弦を使えば、転調せずに演奏が楽しめます。
金属弦の場合は、標準規格の二胡に二泉弦を合わせると、どうしても響きが薄くなってしまう問題がありました。
絹弦の場合は、そういうことはありませんので、新たに二泉胡を購入する必要はないかもしれません。
この問題については、
通常規格の二胡に、二泉弦を使ってもいいですか。もご覧下さい。
好みやセンスの問題もありますので、参考として、ご覧いただければ、よろしいかと思います。
絹弦の使い方としては、二胡の胴の下の琴托を外して、棹の最下部に結ぶのがいいと思います。
本来はこのように使われていました。
スチール弦で、何を買ったらいいか迷われる方は、
スチール弦ガイドをご覧下さい。
長尺でご購入を希望される方は、下の写真のようなものになります。
(長尺は非常に安いですが、手間がかからないからです。しばらく使ってみようと思われる方はこちらを選択して下さい。)
絹弦 A弦
二胡用外弦。
絹弦 D弦
二胡用内弦、二泉胡の外弦です。
絹弦 G弦
二泉胡の内弦です。
重量で計算して束ねており、誤差がございます。
D弦は約10mあり、Gが短く、Aは長めになります。
Aは約5g、Gは約10gというところです。
京胡の方は、GDを購入下さい。(西皮はDAの方がいいです。汎用と二黃はGD)
くわしくは、
京胡にはどの絹弦を使えばいいでしょうか? を参照下さい。
ウクレレの方は、Aが1,4弦、GDを2,3弦に使って下さい。
ギターの方は、細い3本の弦に使えます。太い弦3本との相性に注意する必要があります。
絹弦をお勧めする理由:
中国人の大多数には、絹弦は嫌われており、工場はもうほとんど残っていません。
その理由は、西洋楽器に対抗して、二胡を世界的な楽器にしようという意図がまずあると思われます。
この考えには、二胡演奏が優雅な趣味だった時代から抜けだし、
先端をゆく楽器へと変貌してゆこうという願望があります。
(この挑戦は、劉天華から始まったのかもしれません。
この巨匠の作品によって二胡は大きな音域を自由に行き来する楽器へと変貌しました。)
二胡を大勢の人の前で、大きく鳴らすのは、スチールの方が勝っています。
(スチールは、文革の時に屋外で鳴らすために必要とされ、普及したと言われます。
今はマイクを使っていますので音量が理由でスチールを選択する理由は少なくなっていますが・・)
しかし、同じ経緯は、バイオリン属も辿っており、
古いクレモナの楽器は、もともと音が小さかったようです。
ストラデヴァリウス、グァルネリなどの名器は、ネックの角度を変えることによって
音量を増すよう改造されて現在に至っています。
チェロは、ビオラ・ダ・ガンバというのが、元の楽器で、やはり音が小さく、
バッハの無伴奏などはこれを想定して作曲されています。
この変化も、ホールで鳴らす前提での改造や進化ですので、
以前の方が音そのものに関して言えば美しいのではないかということで、
バロック楽器が一部で復権している様子もあります。
そこで、弦に戻りますが、ホールで演奏するのが決まっていない内から、
ホール用の道具で練習する必要性がありうるか、という疑問があります。
個人でせいぜいサロンなどの規模で楽しむなら、音が美しく優雅な方がいいはずです。
音もむしろ、大きすぎない方がいいと思われます。
一方、多くの二胡奏者の方々は、プロ・ボランティア活動を念頭に置いて始められていますので
スチールの方がそういう場合はいいかもしれません。
しかし一部のプロの方や研究機関にも購入いただいていますので、
ぜひ今後はホールでの使用も検討いただけるようになったら
いいのではないかと希望を持っております。
西洋楽器の場合も、18〜20世紀初めまでは、スチールが優秀とされていました。
今はガット弦など旧時代のものの地位が向上していますが、
二胡も、もしかすると絹弦に戻ることがあるかもしれません。
日本の伝統芸能の世界では、いまだに旧時代の絹弦を捨てられず、
歌舞伎など大きな場所でも、絹弦が弾かれています。
中国でもいつか絹弦に戻っていくのでしょうか。
音にこだわると、絹弦に戻ります。
「極めて少数の人だけが、この意見に賛成して居り又賛成するだろうということを僕は知っている」- プラトン
「秘めたるは、花なり」 - 世阿弥「風姿花伝」より
「古人の跡を求めず、古人の求めしところを求めよ」 - 松尾芭蕉
この絹弦ですが、どんないきさつで製作されたものなのか、気になる方もおられるかもしれません。
絹弦の歴史について解説していますので、ご覧下さい。
他にも二胡用のいろいろな商品をご用意しています。
控制綿 小店では、皮製のものをお勧めしています。
松脂 元イタリアで開発されたタルティーニ等あります。
琴馬 村山工房製の二胡駒です。様々な木材、象牙など角関係が中心です。
琴弓 二胡弓はおそらく楽器より重要です。竹と馬尾に質の高いものを入荷しています。
ケース、飾り 二胡持ち運び用の洒落たケースを用意しています。
二胡 中国で販売されているものを発送いたします。
蛇皮の貼替 中国で専門の職人に貼って貰います。
弓の毛換 陳氏の演奏家が使う毛とバイオリン用ものを用意しています。
消音器、音準器、立奏金具,楽譜,伴奏CD
レッスン 短期間、中国に行って二胡のレッスンをいたします。
「弦堂」の存在意義について
二胡は、上達の難しい楽器です。
しかし、きちんとした道具を使えば、
最初から素人でも美しい音を出せるという信念から「弦堂」の商品はセレクトされました。
そのため、品目が少ないのですが、
これで少しでも多くの方々に演奏の苦労から楽しみに変わる醍醐味を味わっていただければ幸いです。
特に控制綿は、雑音に対して決定的な効果があります。
弦も含め、こういう昔のものの方が良い場合があるのは、ある意味残念だと言えます。
欧州では、高価ではありますが、音色の魅力に抗し難く、
ソリストの多くはいまだにナチュラル・ガットを好んで使っております。
日本では、三味線は絹弦で、中国だけなぜ、低級なものを使っているのか、不満を感じたのが、開店の理由です。
え? スチールが低級? まさか、それはないでしょう。最新の科学で作られているのですよ。
そんな声が聞こえてきそうです。
しかし、人間の感性には、スペックを超えた、数字では表せない "何か" が感じ取れます。
その "何か" を求めるなら・・・
絹弦の奏でる余韻の中から何か拾い出せるに違いありません。