二胡絹弦の販売 - 弦堂
この二胡はまず琴頭が今日一般に採用されている鳳凰の首、龍の文様ではなく、雲の形を象った「如意頭」というデザインです。如意頭のもので現在見いだされる二胡はほとんど民国期(1912~49年)のものと思われ、それからしばらくして大工場化する課程で消滅してゆきますが、まだ最初期の頃には工場でも作っていたようで、琴軸の間、裏側に「上海民族楽器厂」と辛うじて認識できる紙が貼り付けてあります。それでこの二胡は如意頭二胡としては最後期の作品と思われます。
まだこの頃は琴托がなく、楽器も小振りで重量は非常に軽いです。材は今や老紅木化した紅木(黄花梨)で、琴軸には老黄楊が使われています。蛇皮は風化して使えなかったため貼り替えてあります。デンペンはこの時代にはなかったのですが、使用の便宜のため白を貼ってあります。
弦は最近出てきた広東省のメーカーのプロ用の弦を試してみようと思って、それを付けています。(スチール弦ガイドの一番下のものです。)
映像
この二胡は蘇州の馬乾元に蛇皮張りを発注しなおしました。花窓は工房への運送中に壊れ、新しく換えて貰いました。下に写真と録音がありますので、比較できます。
録音