二胡絹弦の販売 - 弦堂
送料は込みです。中国から発送するものは、お手元に届くまで発送してからだいたい1~2週間前後で到着しています。しかしこれは二胡がすでに入荷している場合で、入荷まで時間がかかる場合もあります。日本で在庫しているものもあります。
購入までの基本的な流れについてご説明します。購入される工房や製作家、材や予算などをお知らせ戴きます。その後、工房に発注して二胡が入荷次第日本に送ります。その課程で、写真や録音をご覧いただいて確認後、発送する場合がほとんどです。大部分は受注生産となります。
どんな二胡を買うべきかについてのお問い合わせがよく御座います。どの二胡を買うか、何を以て良しとするかは人それぞれなので、弦堂では基本的にどんな二胡でも販売します。お客さんがどうしてもそれが欲しいと言われる場合は悪いと思う二胡でも販売します。しかしご提案はしています。内容はいつも同じなので以下に前置きいたします。
有名工房や製作家は大勢います。それらが製作している二胡の多くは大抵、購入可能です。それでいろんな方法で販売されている様々な二胡を多くの方が購入されています。しかし、どうも違う、と思われる場合もあると思います。本物は次元の違う音が鳴って素人でも容易にわかるので「おかしい」と思ったら、だいたいは本当におかしいです。理由はおおまかに4つあります。
この理由の1については、何も言わなくてもいいでしょう。2について少し触れておきますが、特に老紅木については材にグレードがあります。紫檀もありますが、とにかくよくわからない場合は1号材しか買ってはいけないと盲目的に理解しておいてください。予算がなく妥協する場合は、金額の差額以上のすごい差があるということを理解した上で妥協すべきです。紫檀の2号材を20万で買うぐらいなら6万の紅木を買った方が優れています。そうであれば40万超の紫檀と20万では比較になるでしょうか? だいぶん差があります。(注:紅木でもかなり良いものはあるので、純粋に楽器として見た場合、紫檀の良品より良いものもありますから結局価格は関係ない場合があります。) 材の種類よりも質の方がはるかに重要です。次に3番目の理由ですが、有名製作家に関しては飽くまでも、ご本人の工作が優れている、ということを意味しているに過ぎず、彼らの工房がどんな二胡を出しているのかということとは別問題です。誠実に本当に良い二胡だけ作っている工房はすでに少数です。材がないから難しいのです。材の購入も非常に重要なノウハウですから、それがなければ転職するか劣る材を使って二胡を作り続けるしかありません。それで誰も悪気はないのにいろんな質の二胡をわかっていて出さないといけないということになってきます。西洋の楽器世界では、モノの価値は明確に、多くの場合、価格によって差別化されていますので一応だれでもどれぐらいの質のものかは客観的にわかります。東洋は異なっています。優れたものを一般の人が見ることも難しく、購入者自身に何らかの特別なものがないと購入は不可能です。一般に供給する二胡の材については、何を以て "良材" とみなすかは政府機関によって決定されているという言い方はできないことはありません。文化部(文科省)が製作コンクールを開き、毎年同じ工房を受賞させます。このようにブランド化された工房が消費者に二胡を販売していきます。ブランド化の方法としては、審査を行った有名演奏家数十名が賞状にサインをし、それらについてはプレミア価格で販売します。そういう国の肝いりの工房が出す二胡は、優れた二胡を買いたい顧客が買うべきものではないと思います。商品化されたものが必ずしも悪いというわけではないのですが背景にある理由に難があると思うのです。1つの産業として一丸となって"常識"を育んでいます。こういう方法は不誠実なように思えるかもしれませんが、ここで書いてあるようなことがもし一般的な知識になるような事態になれば二胡界全体がある意味不幸になります。つまりもし西洋と同じシステムで二胡の価値基準が決まっているなら、皆さんはこのページの以下に続く二胡のリストにある価格でこれらを購入できません。ここの価格はさらに質の低い二胡や偽の二胡などとあまり変わらない価格です。すべての人が良い物を買ったと思えるなら、ある意味幸せになれます。経済力ではなく認識や知識で良い物が購入できるのなら、別の観点からみれば、とてもフェアだと言うことができます。環境にもやさしいです。本当に良い物は見つけることができる人にしか見つけられないからです。それで本物の名工が作った二胡がどのような環境で作られているかについて、詳しく知る必要はないものの、少しは知っている必要はあります。この種の工房は弟子がいるとしても二胡を工作する従業員は普通はいない筈です。理由は勘でおわかりになると思います。いても会計員と掃除のおばさんぐらいです。中国には多くの楽器店がありますが、普通彼らの作品は店頭にありません。在庫もないです。それでご本人に直接電話することになりますがこういうやりとりになります。「見せて下さい」「は? 見る? 君は私の作品を信用できないのかね? すぐに振り込みなさい。二胡を受け取ったら価値がわかるでしょう」とこう言われます。受注生産で作る職人とパトロン貴族みたいな関係で、熱意を持って作っている人に対して、彼の熱意のこもった作品を買うのですから、見て買うというのはおかしいという道理のようです。購入者は自分が良いと思うものではなく職人が満足したものを売ってくれれば良いという考えで購入するようです。しかしこの方法だと一般の消費者は買うでしょうか? 買いません。ある程度の認識レベルの人しか買いません。長くなったので次に4の理由に行きますが、これは弦堂が優れた二胡パーツを探して扱っているので弦堂としてはこの方法で回答を示していると認識していますし、それでも駄目な方は弦堂へ来られて調整しているので、問題ないと思います。
こういうことから、少数しかない最高級品から安価な広い裾野を持っているグレードの二胡まで様々ある中で、あたかもピラミッドのようですが、この頂上付近の二胡のみをこのページで紹介しておき、その他は別ページに移します。別ページのものは玉石混交でありまして、つまり予算が限られている場合や特殊な要求がある場合に、ここのページに拘るよりかは別の選択の方が優れている場合や、それと他に重要な点として、前述の"ピラミッド"が「現行二胡」しか包含していないことから現行を上回る選択も少ないながらあり、そういう方向へ指向する場合にご覧いただくものです。現代名工の作品は製作家に任せておけばOKですが、それ以外となってきますと選択がすごく重要になってきます。録音や写真などでご覧はいただきますが現物を見れないことでわかりにくいですから、悪いものを見ていただくことで比較ができるように悪いものはそう書いてあります。
お問い合わせは、erhu@cyada.org にて
二胡 馬乾元
二胡 胡涵柔
南方二胡を購入するのにどちらにすべきかというご質問が幾つかありましたのでここでご説明いたします。
男性は馬乾元を好み、女性は胡涵柔の方が良いようです。この見方は演奏する側の見地から見た場合のものでありまして、男性が馬師の二胡を拉いたものを女性が好まないという意味ではありません。演奏者自身が主観的に感じる部分での感覚です。胡女史の二胡は欠点が見つからないぐらいとても美しい音で鳴りますが、男性が拉くと何かが足らない気がしてきます。
二胡は演奏家が使うもので、我々二胡の演奏者はそれぞれに自分の考えとか感情とかいろんな複雑なものを持っています。それを表現したいという意識が潜在的にあり、それができないと何となく不自由を感じます。これは誰しも少なくとも無意識的にあると思います。もちろん楽器からは自分に対する優れた援護?、或いは、楽器を通して"自分"を通すので、楽器にもいろんな期待を抱きます。それで、ある部分は要求するし、別の部分では自由にやらせて欲しいという非常にわがままな考えを持っています。その区分けが男性と女性では違うのだろうと思います。女性はたくさんのサポートが欲しく一緒に付いてきて欲しいかもしれませんが、男性はもっと大きな自由が欲しい傾向があります。胡女史の二胡を男性が拉くと、多くの部分はすでに決まっており、狭い範囲で動かされているような気分になってきます。馬師の二胡は、程よく分をわきまえているという感じがありますし、自分がこれまでに存在に気がつかなかった領域まで感じさせるので、何でも自由気ままにできるような気分になって開放感と満足感があるのです。これは他の二胡にはなかなかないぐらい大きなものなので、どうしても何となく馬の二胡を取ってしまうことになるのです。女性は肌が合わない感じがするかもしれません。
二胡の在庫、発送状況は以下の通りです。すでにご注文を受けました二胡を優先して発送いたしますので空きに入れることができれば発送していきます。以下のような順序で流れていきます。販売しましたら注文中に戻ります。予約というのはお越しいただいてご覧いただくなどですぐに決らないものです。キャンセルになりましたら購入可になります。
注文中 > 中国に在庫 > 日本へ発送中 > 購入可 > 販売済
お問い合わせは、erhu@cyada.org にて