二胡とはどんな楽器ですか?

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二胡とはどんな楽器ですか?


二胡の説明、全体 これから二胡を始めようと思っておられる方は、二胡がどんな楽器なのかわからないので、始めてみようか不安に思われることがあるかもしれません。
しかし、二胡はメンテナンスがそんなに難しい楽器ではありません。
ここでは、二胡の各部を解説して、構造を理解していただこうと思います。

二胡を使ってどんな曲を拉くことができるのかについては、楽譜集がありますのでご覧下さい。


琴軸 チンジゥ qinzhou

二胡は二本の弦を使います。
それで、それぞれの弦を巻いて固定するのに、2つの糸巻きが必要です。
弦は、細い弦と太い弦があって、音の高さを変えて役割分担しています。
音程は5度音程で、太い内弦はレに合わせ、上の糸巻きに反時計回りに巻き付けます。
細い弦は、下の糸巻きに時計回りで巻き、ラにあわせます。
金属製の糸巻きもあり、正確に音程を合わせやすいですが、狂いが出やすい弱点もあります。

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 絹弦の使い方
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千斤 チェンジン qianjin

紐製が一般的ですが、金属や動物の角、木材で作られたものもあります。
千斤から駒の間で振動させて音を作ります。
千斤より下を指で押さえて音程を変えて演奏します。
千斤の高さや幅は、音質に影響があるので、注意深く調整します。


琴杆 チンガン qingan

ここに左手を沿わせて、指で弦を押さえます。
この部分の材質はとても重要で蛇皮と共に、二胡の価値を決める大きな影響があります。
木材の芯から少し外したところの材が良く、80cm程の長さの柾目の堅材が珍重されますが、年々入手が難しくなっています。
優れた材は、鉛のような質感があります。
蛇皮は交換できますが、琴杆は交換できないので、選択できるなら注意深く選びたいところです。


琴胴 チンドン qindong

蛇皮を張っている共鳴胴です。
この後面から音を出します。
外面の形状は、六角、八角、丸、楕円、ラッパ型等々、いろいろあります。
現代の楽器は、内側の工作で音響工学に基づいたカーブを付けています。
材質は、琴杆と同じ物を使います。
必ずしも同じ木から取る必要はなく、どちらかというと、琴胴は柔らかめの堅木を使う方が良いようです。
加工前の木材を見たときの、素材の取り方にもノウハウがあります。

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二胡の説明、蛇皮付近 琴弓 チンゴン qingong

馬尾を竹で固定したもので、馬尾に松脂を塗って、これで弦を擦って振動させます。
竹や馬尾にも種類や産地があって、グレードがあります。
竹の太さや節の数によっても、使い心地や音色が変わります。
おそらく、二胡本体よりも弓の方が重要です。

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        馬尾の張り替え


控制綿 コンズミィェン kongzhimian

スポンジ、フェルト、皮など様々あり、これらを組み合わせたものも市販されています。
千斤よりも6度ぐらい高音の位置で、"狼音"という雑音が出るのを防ぐために必ず使用します。
音楽の味わいと雑音は表裏一体なので、完全に雑音を退治するのは良くなく、バランスが必要ですが、それを調整する1つの重要ポイントがここです。
どんな素材をどれぐらい使うかは、これも技術の1つです。

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琴皮 チンピー qinpi

ここは、最も重要です。
この質で二胡の良し悪しが、九割方決まるとさえ言う人もいます。
ニシキヘビの皮を使っています。
野生の蛇皮は、雲南省、ビルマなどで捕獲されていますが、国際法上、禁止されています。
養殖は、ベトナム産が多いということです。
生き餌を食わすので、大型のものは、価格が高額になる傾向があります。
台湾あたりの研究では、中央付近を斜めに横断する形で数えていって、鱗が12枚だったら良いというものがあります。
とりあえず、鱗が大きかったら良いという意見もあり、表面の光沢を重視する考えもあります。
結論としては、鳴らさないとわかりません。
天然のものですし、工作は手作業なので当たり外れがあります。
それゆえ、何とか見た目でわかるようにしようという努力がなされていますが、あまり一般論に振り回されると本当に良いものをつかみ損ねます。
ネットで購入する場合は、どうしようもないので、好みの柄で決めるとか、それぐらいしか方法がないように思います。
新しい二胡は、堅めの方がいいと思います。
柔らかい方がふくよかな音で鳴りますが、しばらくしたら、音が緩くなってきてぼやけます。
引き締まった方が、後で丸みが出てきた時でも、筋が通ったような音で鳴りますから、長く演奏して飽きが来ないと思います。
しかし、破れやすいと言われます。
二胡は、面積が小さいので、ある程度、厚みがあれば、心配することはありません。

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琴码 チンマー qinma

おそらく、二胡のパーツの中で調整するのに一番おもしろいところだと思います。
素材によって音色が変わるので、好みが出やすいところだと思います。
中国人は、乾いた音を好むので、楓とか松などを使います。
象牙はまろやかな音で、日本人は好きですが、中国ではあまり評判がよくありません。
大きさや、形によっても個性が出ます。

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玳瑁 ダイマオ daimao

ここは、弓や馬尾が当たるので、二胡を保護するために、主にプラスチックの板を当てています。
高価なものでは、鼈甲を使うこともあります。
白と鼈甲柄のプラスチックが主流です。