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地方から京城へ向かった民楽名手たち
北京は都として非常に長い歴史があります。
その間、地方の芸人や楽団が上京して、そのまま留まるということがありました。
京劇の歴史はまさにこういう人たちが築き上げてきたもので、二胡の教育整備を行って発展に寄与してきた方々も多くは老北京人ではありません。
以降、現代に至るまで、地方の優秀な演奏家の多くは、一旗揚げようと北京に続々と乗り込んできます。
本稿では老人限定ということで若い人は省きますので、何十年も前に北京にやってきた演奏家たちを取り上げます。
有名な人から無名な一般の人も含まれます。
皆様も名前を知っている方が少々含まれますが、いずれも退役したか、少なくとも定年前ぐらいの方まで扱います。
ここでは、二胡の演奏が主になり、皆様が普段親しんでおられる曲が多数含まれますので、一番参考になると思います。
中国本場の演奏を体感していただけたら、喜びです。
ダウンロードについて
08.12.19 - 西便門
現役の方で申し訳ありませんが、二胡弓の有名な制作家・王小辿女史の家で、二胡を演奏する東方歌舞団主席奏者の季节氏です。
いろんな駒を試し拉きしています。
駒を渡しているおばさんが、王女史です。
季节氏は、弾抜楽器で国家一級演奏家でいらっしゃるようですが、拉弦楽器の古楽器の収蔵で知られています。
ひょうきんで、おもしろいおじさんです。
< 新街口 >

北京には楽器街が幾つかあります。
その内の1つ・新街口ではさかんに二胡が演奏されています。
両脇に並ぶ店内だけでなく、屋外の歩道でも練習している人を見かけるのは珍しくありません。
ここで楽器店を経営している人はたいてい地方からやってきた人です。
北京の音楽学院を卒業してから、こういう楽器街で老師をしている人もいます。
楽団にしばらく属し、定年後にここで教えている人もいます。
08.12.19
客の男性が、高音板胡を演奏しています。
09.06.21
このおばさんは長年、新街口で二胡老師をしています。
京胡も演奏でき、ここでは覇王別姫の有名な段・夜深沉を演奏しています。
09.07.05
この方も長年、新街口で二胡老師をしています。
ここでは、江河水を演奏しています。
10.01.15
この二胡は北京の名工・方明礼の老紅木で、これを鳴らしているのは70歳ぐらいのおじいさんです。
中央民族楽団を定年後、新街口で二胡を教えています。
このおじいさんは多数収録できていますので、以後は「A氏」としておきます。
写真の左がA氏で、近所の人と合奏しています。
10.03.05
上記A氏による一枝花、賽馬を聴くことができます。
音が悪いです。
10.03.06 - 1
10.03.06 - 2
この日もA氏が拉いています。
来客が多く騒がしいです。
高価な二胡の品定めをしており、価格との兼ね合いを吟味しています。
草原新牧民などを拉いています。
10.03.08 - 1
10.03.08 - 2
10.03.08 - 3
10.03.08 - 4
10.03.08 - 5
呂建華、方明礼の二胡を拉いています。
新琴ゆえ音程が安定せず、ときどき調整しています。
演奏しているのは、09.06.21と同じおばさんです。
中国音楽学院をかなり前に卒業後、どのような経歴なのか詳細不明です。
二胡教師のための資格のようなものがあるようで、その認定を受けているようです。
異常にうまいです。
彼女のお気に入りは鄧建棟で、ここでは姑蘇春曉など拉いています。
決まってある特定の有名演奏家の名前を出し「自分は彼よりうまい」と自慢します。
これは間違いないです・・が、要求される仕事は多様なので、演奏家としては?でも、別の業績でそれなりの立場の方はいますから、難しいところです。
その部分は、聞く人によっては何を言っているのかわかるので、注意深くカットしてあります。
民間芸人とは思えない程の水準の演奏です。
途中で斉奏しているのか別のことをやっているのかよくわからない人がいますが、この籠もった音の二胡を拉いているのは私です。(収録中ということをうっかり忘れていました。)
これは象牙製の二胡で蘇州型です。
クリアな音の方がおばさんで呂建華作の北京二胡を拉いています。
10.03.09 - 1
10.03.09 - 2
10.03.09 - 3
10.03.09 - 4
A氏がお気に入りの葡萄熟了を練習しています。
10.03.30
最初に拉いているのはA氏ですが、この日は中央民族楽団の元同僚のおばさんが来ていたので、この人が後半2/3ぐらいを拉いています。
拉いている二胡は、すべて呂建華の二胡です。
10.05.23
ご老人が「一枝花」を練習していましたので、収録いたしました。

