老北京人の二胡演奏とその他の民族音楽

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老北京人の二胡演奏とその他の民族音楽

・・・老北京人,民楽愛好家とは何者か? - ここで定義してみる


「老北京人」という言葉があります。
年老いた北京住民のことではありません。
北京っ子、という意味の中国語の言葉です。
年配の北京在住者でも、老北京人でない場合があります。
北京生まれ、北京育ちの人を老いも若きもすべて"老北京人"と言います。

しかし、ここでは老齢の北京在住文化人を指して、"老北京人"と呼ばせていただくことにします。
現在、二胡を筆頭に民楽全般は、西洋と混じり合ったり、世界的な傾向の影響もあってショービジネス的な方向に向かっています。
そういうものも、大いに結構だと思います。
しかしその一方で、伝統技能が廃れつつあるのも確かです。
若い人は、老人の演奏を「古い」と言って敬遠します。
その一方で、何とか守っていこうという動きもあります。(濒危民间文化保护工作人という仕事があります。その他、大学も文化保護を行う時があります。)

世界がグローバル化する前は、狭い範囲な中でのみ発展してきたので、地方固有の伝統が残っています。
これと現代の音楽との違いを言い表すとすれば「有言語と無言語」の違いと言えます。
古い音楽は、地元の言語と密接な関連がありました。
現代の音楽は、民族や国境、文化を超えています。
どちらも良いものですが、だからといって、片方を捨てて良いというものではありません。
人は、人生を決める重要な言葉を発する時に、選ぶ単語だけでなく、それが感じさせる余韻まで考え抜きます。
かつての、言語と切り離せない密な関係にあった音楽が、現代の音楽より色香があると言われるのはそのためです。
その魔力は、何百年或いはそれ以上の時代の荒波に耐えてきて、ますます輝きを放つので、これに魅了された人々が存在します。

ここでは、中国民楽の真の魅力を知るであろう北京在住の老人の方々の演奏をお聴きいただきます。
彼らが亡くなると、真の魅力を伝える人がいなくなるかもしれません。
それで、ここで記録を留めておきます。

老北京人を以下の4つのカテゴリに分けます。
- 北京城内外の民楽愛好家
- 地方から京城へ向かった民楽名手たち
- 北京に移住した後も故郷の音楽を演奏する人々
- 盲目の演奏家群
彼らはほとんど互いに影響を与え合うこともなく、共存しています。
強みはそれぞれ違います。
立場も違います。
音楽の魅力もそれぞれです。

北京以外で収録したものは、こちらに集めています。
- 中国のローカル演奏家

番外編として、中国古代音楽が今なお保存されている地方の録音、中央音楽学院が採録したものもお聴きいただけます。
- 河北安新县圈头村“音乐会”

録音は、現代の利器のお陰で容易に進めることが出来ます。
Roland R-09、すでに廃番になっていますが、これを使って録っています。
公開ファイル形式は、.mov、.aif、.mp3などありますが、変換して統一すると音質を損なうので、開くには面倒をお掛けしますがそのままアップします。
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ぜひ、お楽しみ下さい。