
ドイツ・テレフンケン社のこの種のアンプとしては、V72という真空管式のアンプがあり
これは後継機種、ソリッドステートに変わってからのものになります。
ラインアンプ、マイクアンプどちらにも使える汎用性の高いもので、
プロスタジオにラッキングされる用途でしたのでモジュール形式になっており、
ピンを差し込むような形で使うものでした。
それゆえ外観は単なる基盤でありまして、
ケースに収まっているわけでなければ電源もボリュームすらなく、
そのあたりは自分で用意して組むか、ガレージメーカーに発注して組んで貰って使うというのが
今日での一般的な方法です。
写真は私が自分でケースを買ってきて収めたものです。
増幅率はせいぜい50dBほどなので一般的なマイクアンプには劣りますが、
質が高いということでプロを中心に人気があります。
ただV672Dより古いものが人気の中心なので、これは割と安く買えます。
このシリーズで最も高く評価されているものは、旧式の真空管式V72です。
V72はビートルズがコンソールの一番最後に入れていたとされているために人気があります。
抵抗を一箇所変える改造を行っていたのでオリジナル通りではなかったと言われていますが、
音の色合いを好む方向に変化させるために英アービーロードスタジオがこのアンプを評価し調整を行っていたことは
今日のエンジニアにもよく知られています。
V672DはそのDNAを受け継いだアンプです。
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