米 ブランド不明の昇圧トランス

米 ブランド不明の昇圧トランス

アメリカ製の古い年代物の昇圧トランスです。

北京のビンテージアンプの店に転がっていたものを買ってきたものですが、
組むのが面倒なので2年ぐらいほったらかしにしていました。
(もうこの店は閉店して今はありません。)
入力のインピーダンスがマイクにしか使いようがないので欲しい人がいませんから
スクラップ状態で放置してあったのです。
私が何も言わずに買おうとするので、おばちゃんが注意しましたが私が「問題ない」と答えたので
「何もわからない気の毒な人」と思われてしまいました。
今時、マイクで録音するにしてもこんなものは使わないのでしょうがないと思います。

柔らかい雰囲気豊かな音で録音できますが、
本物の二胡とは違う音になってしまうので、商品のサンプル録音には使えません。

現代、二胡の商業録音を録る場合は、本物の二胡の音のまま録ってCDにしたりはしませんが、
最近はパソコンにいろんなソフトモジュールがあり、
高価なビンテージ機器も多くはインターフェースに無料付属してあって易々と使える上、
質も高いのでこういうものを利用して音質を操作しています。
でもやっぱり、ソフトウェアよりもハードの方が魅力があるのは確かです。
有名機器は非常に高価で数百万円単位となりますから、幾ら本物が勝ると言っても通常は無理があります。
しかし1つの方法として、こういうトランスを使ってビンテージのテイストを加えるというのは
激安で可能ですし、なかなか良いものです。
自然とソフトモジュールは使わなくなってしまいます。

ただ一口に昇圧トランスと言ってもほとんどはあまり良くありません。
ただ音が丸くなって明瞭さがなくなるだけになってしまいます。
使っている鋼材の高品質のものはコストが極めて高く、現代では作っていません。
そもそもそこまで徹底して品質を高める必要性がありません。
むしろコストダウンを研究して鋼材を生産しているのが普通です。
しかしかなり昔の製品は違います。
世界大戦や映画のブームなどの影響で有り余る財力を有していた業界が
プロ用のニーズのものには金に糸目をつけなかったということもあって古いものの方が優れた音で鳴ります。
無駄に贅沢に作ってあります。
だから音も無駄に贅沢に良いんです。

どこのブランドが作っていたかわかりませんが、どうでもいいです。
今の工業製品でもいろんなメーカーが部品を供給して組み立てていますが、
昔も同じなのでどこの生産か明らかにする意味がないのです。
プロ用のハイグレードなものだったら外観で解るので、何でもいいから買ってくるということになります。
生産国も外観でわかります。
この時代のものはデザインに国柄が表れています。


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