米WesternElectric 516W ヘッドホン

米WesternElectric 516W ヘッドホン

製造年代が1918年という非常に古いヘッドホンです。
このようなヘッドホンは、状態のいいものがあまり残っておらず、買い付けが困難になってしまっています。
高インピーダンスですので、現代のヘッドホンとは違うと考えるべきものです。これは2200オームあります。

これは恐らく、第一次世界大戦期に軍の通信用途に使われたものと思われます。
それゆえ、音楽再生用ではありません。
しかし、このような雅な音は今では聞けなくなっていますので、
二胡の演奏を優雅に鑑賞したい場合に使えるものとして貴重だと言えます。

このようなヘッドホンの魅力を最大限引き出したい場合は、鉱石ラジオに繋ぐのが良いとされています。
マニアは、CDプレーヤーをわざわざ送信機に繋いで、電波を飛ばして音楽を鑑賞するようです。

米WesternElectric社は、電話会社AT&Tの製造部門で、30年代のトーキー映画の音響システムが有名です。
Altecは、主に修理を担当していました。
ここに、J.B.Lansingが在籍していたことがあり、彼がAltecに残したユニット、さらに独立後、JBLで設計したユニット群は、20世紀音響芸術の至宝です。
これが、米国オーディオの源流からの主要な流れで、最高の遺産でもあります。
WE555,WE594ドライバーなどは非常に高額で取引されていますが、
ヘッドホンなど小型のものは安価にて入手できますので、WEサウンドを手軽に享受するには良い選択かもしれません。

この個体の入手は、鉱石ラジオ用ヘッドホンの権威 スコット・バルダーストン氏から直接購入したものです。
氏は、自身の所有サイトにおいて、信用できるものを良心的な価格で販売されておられますので、
怪しい海外オークションなどを利用せず、このようなところを利用されるのは良い方法です。
アジア人に対しても、紳士的に対応されますし、発送もスムーズです。
同サイトでは、氏のこれまでの研究を集大成したようなデスコグラフィーもあり、一見の価値があります。


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