ご質問(二胡に関わるその他)16

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二胡の楽譜には、なぜ数字譜を使いますか?


チェロ拉きの置物 わかりません。
わかりやすいからじゃないでしょうか。

東洋音楽では、広く数字譜が採用されていますので、東洋の発明のように考えられていますが、そうではありません。
これは、五線譜が初心者にわかりにくいという弱点を克服するために、フランスの思想家、ジャン・ジャック・ルソーが発明したものです。
ルソーは、優れた作曲家でもあり、音楽の分野でも啓蒙に熱心でした。
ところが、数字譜の発明は、五線譜より低レベルなどの批判を受け、主流にはなりませんでした。
ルソーは、これらの批判はすべて間違いだと反発しましたが、友人の作曲家、ラモー(私は個人的にこの人の作品は好きです。1つ聴けるようにしておきます。)の批判に対しては、正しいと認めました。
それは、細かい素早い旋律では、目がついて行けないので気を遣う、というような内容だったらしいです。
五線譜は視覚的なので、まとめて捉えられるが、数字譜は、1つ1つ目で拾わないとわかりにくいというわけです。
東洋人は元々、漢字を縦に並べた譜を使っていたので、数字譜のデメリットは、気にならなかったと思われます。

二胡の音楽も、西洋と同じ平均律(ドレミ)を使っています。
これも西洋から輸入したのでしょうか?
そうではありません。
西洋では、ピタゴラスが一本の弦を張って、真ん中を押さえて弾いたら、1オクターブ高い音が出る、2/3を押さえたら属音が出る(主音が、つまり弦全部を弾いた音程がドだったら、属音はソ)という法則を発見してから2000年間、転調のスマートな方法を見つけられず、古代音楽は和音が綺麗に響くが、主音を変えられない問題を克服できずにいました。
しかし、1584年、明代の学者、朱载堉が著書「律楽新説」の中で、数学を駆使して導き出した「平均律」というものを発表し、当時中国に留まっていた宣教師らが欧州に紹介して、欧州ではこれが標準になっていきました。
中国では、7音階は古くは北方にあり、南方は5音階が使われてきたようですが、統一するよりは、地方色を残して豊かな作曲資産を作り上げてきました。

こうして見てみると、中近東で発祥した音楽が東西に伝播し、互いに影響を与え合いながら発展したことがわかります。

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